水子供養はしない方がいい?
「水子供養」の検索をしておりますと、「する必要はない」とか「しない方がいい」という検索ワードがでてきます。
お寺での水子供養はご本人さまの意思ですので、なさるかなさらないかはご自身の判断にお任せしております。ただ、「水子供養はしない方がいい」ということは、赤ちゃんがとても可哀想に感じます。
「水子供養はしない方がいい」という理由には「お金儲けのため」とか「水子はたたらないから」とございました。
水子供養は昔からある供養法ですが、確かに1970年ころから水子にはたたりがあるということで、高額な金額を請求する手法が用いられ、水子さまは悲しいことに悪い印象がもたれるようになりました。
しかし、ネットが普及したおかげで、水子さまのことを正しく理解くださる方が増えましたし、現在では水子さまのたたりをかかげてに供養する場所は減っております。
お寺での水子供養は、決して「金儲けのため」などではございません。ましてや、「たたりの有無」などでもございません。
純粋に水子さまとご両親の幸せを願うものであり、お布施も皆様方が気持ちよくお参りいただけるようお寺を維持するための最小限のものだとお考えください。
水子についてお話しましょう
■まず水子とは…
水子(みずこ)とは、流産・死産・中絶・堕胎などで、母親のお腹の中で亡くなり、この世に生まれることが叶わなかった赤ちゃんのことをいいます。
水子の霊は人間社会のけがれを知らないため、心は宝石のように純粋です。無限の優しさに満ち溢れた誰よりも仏さまに近いお心をお持ちでございます。
とても優しく温かい霊だと理解してあげてくださいね。
■水子のたたりとは…
「たたり」などございませんよ。仏教の経典の何処を探しても「水子のたたり」については書かれてございせん。それに水子さまのお心は純粋無垢そのものです。限りなく美しい心の持ち主の水子さまが、どうして恨みや妬みの気持ちがもてるのでしょう。
「たたり」を理由になさるのではなく、あの子の幸せを願ってお供養してあげることが正しい水子供養でございます。
「流産でもお供養は必要ですか」というご相談もございますが、水子供養は召された赤ちゃんの幸せを願うものであって、決して懺悔ではございません。そのことを正しく理解いたしましょう。
■水子の霊の願いは…
お子さまを亡くされたことで「自分は最低なことをしました」とか「私は幸せになる資格はありません」などといわれる方もおいでですが、あなたが親の笑顔や幸せを願うのと同じように、あの子も親の笑顔や幸せを願っておいでです。特に水子さまのお心は純粋なため、その想いは私たち以上です。親がいつまでも悲しんでいたら、どれほど悲しまれることでしょう。
常光円満寺では、親として「いつまでも忘れないでいてあげることが水子さまへの一番の贈り物」だと申しております。ただし、これは決して「哀しみとともに生きていかなければならない」と申しているのではございません。お子さまを、優しい存在として受け止めてあげて、深い哀しみを乗り越える『前向きな勇気』が大切だと申しているのです。
水子たちの願いは愛するご両親やご家族の幸せなのですから…。
■水子供養とは…
どんな女性でも、自分の身体に宿った「いのち」を、好きで亡くす人などいないでしょう。どのような事情にしろ、大きな苦しみと、深い哀しみをもたらします。
「せめて子供だけは・・・」
自分はどんな苦労をしてでも、子供だけは立派に育てようとするのが女性の心なのだから…。
常光円満寺の水子供養は、水子たちを美しい天国へとお導きくださるお地蔵さまに感謝し、お父さまやお母さまの慈愛のお心をお子さまにお届けしてお功徳を授かるものです。
お子さまの幸せはもちろん、あなたの心も癒され、一日も早く笑顔を取り戻される日を願って…。
【常光円満寺の水子供養について】
楽しみにされていたお腹の赤ちゃんを失われるという、女性にとって耐えがたい哀しい出来事を、当寺の哀しみとして受け止めて、水子さまの幸せを願うだけでなく、ご両親の心の癒しと、哀しみを乗り越える前向きな勇気をもっていただくことを願って日々精進しております。
常光円満寺を信頼くださり、毎年くり返し水子供養される方がたいへん多いこと、そして毎日たくさんの方々がお参りに来られるということは、たいへんありがたく、私たちの誇りでございます。
水子供養は、どなたでも心より喜んでいただけるよう、できる限り金銭的なご負担をかけないようにという思いのお布施を提示させていただいておりますが、だからといって、決して手を抜くことなく、一霊一霊、真心込めて大切にお供養を厳修させていただいております。
また、遠方や深いご事情などで、お参りできない方のための「ご自宅からの水子供養」においても、あらゆる面において、細かい配慮をさせていただいております。
深い哀しみばかりだったお心が、年を重ねるごとに優しい笑顔でお参りできるようになっていくお姿は、美しいものでございます。そんなお姿を見ると、水子さまも、いつまでも親の愛に包まれて、幸せなことだなぁと感じます。
流される涙が、決して哀しみの涙だけではなく、温かい涙であるよう、そして前向きなお気持ちになってくださることを願って、毎日、お供養させていただいておりますが、そんな想いが通じて、次はあの子に笑顔でお参りにこよう、逢いにこようと思ってくれることが、私たちの喜びでもあります。
私たちが目指すものは、誇りある、志あるこの法務を通じて、当寺にて水子供養のお申込みされる皆様方お一人お一人にとっての心の癒しになる「最高のお寺」になることでございます。
「いいお寺にめぐり合えてよかった。」
あなたからの、そのお言葉が、私たちにとっての何よりもの原動力でございます。
これからも決して「初心」を忘れることなく、皆様方にとって「癒しのお寺」としてありつづけるよう、日々精進してまいります。
常光円満寺とのご縁を導いてくれた「清らかな魂」に感謝し、あなたとの大切なご縁がいつまでも続くことを心より祈念しつつ…
◆常光円満寺での水子供養を希望の方
水子供養しない方がいい?しないとどうなる?|常光円満寺 (enmanji.com)