流産・死産・中絶経験者へ贈る
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優しいお空の赤ちゃん |
贈り物してあげましょう |
お祈りしましょうね |
多くの優しさに包まれて |
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中絶を受け入れるまでに時間のかかる方もおいででしょう |
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人工妊娠中絶・堕胎 |
できることなら中絶という道ではなく、産んでいただく方向で考えていただきたいです。
ただ、皆様からの多くのご相談や掲示板を拝見させていただく中、中絶を選択せざるをえなかったお気持ちもよくわかります。
今、あなたのお心は言葉などでは言い表せないくらいの不安と恐怖を感じていることでしょう。それは、中絶には、手術にともなう危険性や後遺症など肉体的な不安はもちろん、中絶後の精神的な不安もあるからです。特に中絶した後の心の傷は、ご自身が想像する以上に大きいもので、中には、罪悪感などから心の崩壊を招いてしまう方もおられます。
それでも中絶をお考えということは、出産や育児について大きな障害があるからとお察しいたします。ご自身のこと以上に、赤ちゃんのことを考えてのことでしょう。今、あなたは女性として、とても苦しい選択に悩まされていることと存じます。
出産の道を選ばれたとしても、中絶の道を選ばれたとしても、あなたには苦しみが待っておいでです。
まずは、その苦しみに立ち向かう勇気が大切です。
きっと、赤ちゃんを思い苦しみ、そして悩み抜かれた末の決断でしょう。決してあなたを責めるようなことはいたしませんよ。もちろん、お腹の赤ちゃんも、あなたを決して憎むようなことはございません。
どんなことがあっても、あなたの味方です。
今はとても不安なことでしょう。心が寂しいことでしょう。そのお気持ちを考えますと、とても可哀想でなりません。
お地蔵さまはあなたの心の哀しみを感じて下さっているはずです。今のあなたはお地蔵さまの慈愛に包まれているのです。決して一人ではないのです。
せめてお腹にいる少しの時間だけでもお子さまに美味しいものをご馳走してあげてはいかがでしょう。優しいお言葉をかけてあげてはいかがでしょう。
いのちの授かっている喜びを忘れないように、精一杯心の奥に刻んでおこうとする気持ちが大切です。
どうぞ、一分一秒を大切にお過ごしください。
あなたに、お地蔵さまのお慈悲がありますように…。
流産・死産・人工中絶などを経験された方へ贈ります
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以下より、人工中絶がどのようなものか、きちんと理解していただくための内容です。
胎児が母体外で生存できない時期に、人工的に妊娠を中断させて、胎児を母体外に取り出すことを言います。
胎児の発育がみられなかったり、母体内で死亡してしまった場合は、流産(自然流産)または死産といい、人工妊娠中絶とは異なります。
人工妊娠中絶は母体保護法という法律にそって行われ、 人工妊娠中絶が法律的に可能なのは妊娠21週(21週6日)までとされています。
人工妊娠中絶は早ければ、早いほうがとお思いかもしれませんが、4週から5週までは子宮口が固く開きにくいので、あまり適しておらず、適した時期は、妊娠6週から9週までだそうです。
一般的に生理が遅れた時点で、4週目になりますので、中絶には早すぎるということは考えなくてもよいでしょう。
また、10週以降は出血量が多くなることがあり、12週以降は胎児が大きくなっているため、分娩に近い形で胎児を娩出させることが多くなってきます。
人工妊娠中絶を選択しなくてはならない場合は、早期の決断も大切です。
Q.手術を受けると決めた場合は、どうすればいいのですか? |
まず、母体保護法指定医(医師会で指定されて人工妊娠中絶をおこなってよい医師)を受診し相談しましょう。
相談の結果手術を決めた場合には、 同意書が必要となります。 本人と配偶者もしくは相手の男性の署名、捺印が必要です。
ただし、配偶者が知ることが出来ない時、もしくはその意思を表示することができないとき。または妊娠後に配偶者が亡くなったときなどは本人の署名、捺印でよい場合もあります。
Q.人工妊娠中絶は具体的にはどうやってするのですか? |
【受診】
病院にて妊娠の診断を受け、手術が決定したら、手術日を決定・手術説明を受けます。
○受診時(エコー、尿検査、血液検査等には保険は不適用)は、保険証が必要。
○手術同意書は、本人・父親の実筆のサインと押印が必要
【手術前日】
子宮口を広げる物質を入れておき、一晩かけて子宮口を広げます。※食事等詳しくは、担当医師の指示に従う。
【手術当日】
全身麻酔、点滴をし、胎児や付属物をかきだします。時には吸引器で内膜ごと胎児を吸い出したりもいたします。この間約10分ほど。※方法は場合によります。
・手術後、数時間で帰宅可能。
【手術後】
2、3日は安静にし、処方された薬を飲む。・指定日の術後検診を受けてから、問題なければ通常生活を送れる。
※詳細は担当医師の指示に従う。
【中期妊娠中絶の流れ(妊娠12週〜満22週まで)】 |
日本では、法律上妊娠満22週まで認められていますが、諸外国では、妊娠12週以内とされている場合が多く、それだけ、非常に身体への負担も大きいです。
中期中絶は、出産と同じように入院が必要となります。
止む終えず中絶手術を選択されるのであれば、妊娠12週までに行えるよう 気をつけることが必要です。
【受診】
基本的な流れは、初期中絶と同じ。
【手術前日】
子宮口を広げる物質を入れる。更に子宮を収縮させる薬を3時間ごとに子宮口に入れて人工的な陣痛を起こさせる。陣痛促進剤の投与などで、強制的な分娩を待つ。
※手術方法は、妊娠週や胎児の大きさにより異なる。
【手術当日】
人工的な陣痛分娩で流産させるため、麻酔はしない場合が多い。
恐ろしいのは胎盤等子宮破裂や、出血過多により子宮摘出が必要になる危険性がある。
※手術方法は妊娠週や胎児の大きさにより異なる。
【手術後】
出産同様の為、3〜5日ほどの入院を要する。一週間は安静にする必要がある。
『母乳』が出る場合があるため、止める薬を処方される。
※担当医師の指示に従う。
【死産届け】
妊娠12週以降の場合は、7日以内に役所へ死産届けを提出。また、火葬許可がないと病院を退院できないのが普通。
人工妊娠中絶手術は子宮の中の胎児や付属物を長いスプーンのようなもので掻きだす処置をします。子宮は軟らかいため、または形態異常のためにまれに子宮に穴があくことがあります。この場合は、入院し安静とし抗生剤などの点滴を行うとふさがることが多いのですが、穴が大きい場合は開腹手術となることがあります。
このような可能性のある処置のため、人工妊娠中絶は熟練した母体保護法指定医にのみ許可されています。
現在の医療からいたしますと、病院選びさえ間違わなければ、心配しなくても大丈夫です。
ただし、以前からある感染症が悪化したり、術後のケアが不十分で感染を生じたり、中絶手術を5,6回以上繰り返して、癒着がある場合は注意が必要です。
人工妊娠中絶手術費用には、健康保険が適用されません。
全額自己負担となります。
初期中絶 約8万円〜15万円
中期中絶 約20万円〜30万円
どちらも初期費用(初診料、妊娠検査料、血液検査料等)は含みません
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流産・死産・人工中絶経験者の精神的ケア
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